follow us
Facebook / Instagram

Information藤乃について

私たちはいつも何か理由をつけては「食」を楽しんでいます。
好きな人には「ご飯食べに行こ!」と誘いたい、家族団らんはやっぱり食卓を囲んで。
またしばしば円滑なビジネスを取り持ってくれるのも食事です。
人と人が仲良くなるその場面には必ず「食」があり、思い出作りにも「食」は欠かせません。
それをきっかけに場面が変わる、素敵なことが始まる、絆が深まる。
私たちはその「食」に込められた思いを実現したい、そしてその「食」だったからこそ素敵な体験になった、
その舞台裏にいたいのです。
そのためには、人の味覚と心に深く届く自然で豊かなおいしさが必要です。
人工的につくられた美味しさや、不自然に育てられた食品では、
動物の仲間である私たちの心を動かすことはできません。
心を込めて作っていただいた野菜、お肉、果物、醸造品、調味料などを使い、
それらを作られた思いとともに、その品々がもつ美味しさの力をお借りして、
研鑽を重ねた調理技術とスタッフの笑顔で「食」の体験を最良のものにしたいと考えております。

会社概要

会社名
株式会社 藤乃
住所
553-0003
大阪市福島区福島3-9-10
電話番号
06-6456-2400
代表者
藤田 貴至
沿革
2012年5月
株式会社 藤乃創業
同7月
大阪市福島区に「蕎麦・お酒・料理 藤乃」開店
2017年1月
大阪市福島区に河内鴨とガレットのお店「foujita」開店
2020年8月
コロナ禍を受け、河内鴨の鍋のオンラインショップを開店、
続いて両店のお料理のテイクアウト、デリバリー事業も開始
2022年8月
大阪市東淀川区に、オンラインショップ用食品の製造と
オーガニック食品製造(Fujino Fine Foods)の工場を設立。

ご挨拶

どこでなにを食べる?

これまで何度も繰り返してきたこの楽しい問いですが、できれば一緒に食事をする人に楽しんでもらって、お互いに良い思い出になる食事にしたいといつも考えます。
思い出と食べ物の味は一緒に結びつき合って心に残っていることを、皆さんもご経験だと思います。
幼い頃の夏休み、家族で長崎の母の実家に遊びに行った時のこと。
ご近所の方が締めた鶏を、祖母が焼いてくれた鶏肉のおいしさは今でも忘れられません。
ただ焼いただけの鶏肉で、少し歯ごたえがありつつも柔らかく、口いっぱいに広がる鶏肉のやさしくて幸せな美味しさ。
以来それ以上の鶏を食べた記憶はありませんが、一緒に思い出されるのはその実家近くの海で一日中兄弟でくたくたになるまで遊んだ楽しさや、海からの帰り道に通ったスイカ畑の土の匂いと空の青さ。
あの旅を思い出すといっしょにあの鶏の味わいが口の中に現れます。

その答えになり続けられる事ができれば

小学生の冬休み、出張で石川県に行く父親について行って海の近くの民宿に泊まり、翌朝部屋で食事をしていると、民宿のおかあさんが、「とれたての甘エビ売りに来たけどあんたら食べる?」食べてみようとお願いすると、その甘エビがものすごく甘くて海の香りたっぷりでびっくり。
気前良くどんぶりいっぱいに出してくれた甘エビを二人で「だから甘エビって名前なんや!」を繰り返しながら、赤く染まった手で殻をむき平らげました。石川県という言葉だけで、今でもあの甘エビの甘さが口の中に再現されます。

また、同時に退屈している私を出張に連れて行ってくれた優しい父親の事も思い出されます。
そのように、外食でもお家のご飯でも、食べることの思い出は栞のようにいつまでも、その時の風景や心模様も挟まったままそこに居続けるように思います。

私達もそんな大切な『食』体験が、いつまでもお客様の良き思い出となってお店や食べ物の名前とともに心にとどめていただければ、また、どこでなにを食べる?の時にその答えになり続けられる事ができればとても幸せです。

代表取締役
藤田 貴至